★★ ママの英語と英語子育て ★★
★★★★ 資格・点数ってなんだろう? ★★★★
私は、実は『帰国子女もどき』です。小学生3〜5年生時代をアメリカで暮らしましたが、その後はどっぷり日本での生活を送り、自分でも120パーセント日本人だなあ〜と思うぐらい、日本が好きです。
しかも、英語に関しては、今でこそTOEICが運よく945点取れてしまいましたが、そんな実力(英語運用力)は到底無いことは自分が一番よく理解しています。
なぜそんな高得点がとれたか?というと、おそらく、TOEICやTOEFLは、記述式でなく、回答を選ぶ選択式だったからだろう、と思います。
答えがそのうちのどれか一つだから、正しい解答が見分けられさえすれば、だれでも高得点が取れるわけです。
もちろん、「もどき」であろうが、小学生時代に3年弱アメリカにいたおかげで、リスニングは昔からとても得意で、小学生のころから単語の意味がわからずとも、スペルは大体正確に書き取れていた様に思います。
TOEICの点がよかったおかげで、二児の母だろうが、ブランクが4,5年あろうが、大目に見てもらえて再就職できたり、派遣の時給が一般事務職よりは多少高めだったり、と得したことがあるのは事実です。
が、しかし、実際に仕事をする又は海外生活を送る上で、資格や点数などはまったく関係ありません。
要するに、資格や点数なんてものは、誰もが一目で分かるようにするための、単なる『目安』にすぎません。
★★★★ なぜ私は英語がいまだに下手なのか? ★★★★
いままでも、仕事上、同じ日本人で、日本で英語を勉強したにもかかわらず、とても比べものにならないほど語学に長けている人々にもたくさん出会いました。
いまだに私はボキャブラリー不足で、いつも同じ言い回し、『ああ〜、もっと繊細な言い回しができればいいのに』といつも思います。もっと奥の深い会話ができれば。。。と何度も思いました。
社会人復帰第二弾として、派遣で働いていたときも、契約書の翻訳を頼まれる事が時々ありましたが、『なんでもっと若いときに法律用語の勉強をしておかなかったんだろう。』と、毎回思いました。
(契約書などの英語はけっこうパターンが決まりきっていて、一旦覚えてしまえば結構楽にできるのですが、なにしろ三十路過ぎの脳みそに、新しい用語を覚えさせるのは至難の業だったからです。)
やはり、若い頃から継続してコツコツと勉強をするというのは、語学に限らず、とても重要なことだと思います。
また、目に見える資格や点数だけでなく、本当の意味で『使える英語』を身につけるためには、ただ単に英語の文法や単語を勉強するだけでは足りないと、実感しています。
なにか専門分野を持ち、なおかつ一般知識も備わっていて、しかも実践で即つかえる英語。
これが私に欠けているものだと思います。
★★★★ 日本での『英語』の取り上げられ方について ★★★★
最近の傾向は、なんでもかんでも『英語』が優先されすぎているような気がします。
幼児期から、米国や英国ネイティブの先生が教える英会話教室に通わせたり、高額なセット教材を使って早期教育をするなど、『言葉としての英語』だけに重点が置かれすぎているような気がします。
別に、高額なセット教材が良くないというのではなく、引き合いに出してみただけのことで、うちの場合は教材に何万も何十万もかけるほど経済的に余裕があるわけでもないし、もっと安くても、うちの子供に関しては十分同じような効果が出る教材が見つけられたから、必要がなかった、というだけのことです。
幼児期から英語や外国語をすることに、私は大賛成です。
子供は、脳が若いうちにどんどんいろんなことを経験するべきだと、自分の子育てを通じて痛感しているからです。
だからこそ、「アメリカ人でネイティブの先生だから良い」とか、「発音がいいほうが良い」、「高額なセット教材だから安心して使える」というのには『ちょっと待って!』と言いたいのです。
「本当に使える英語」というのは、奥深い知識を英語でもしっかりと把握でき、相手の意見を正確に理解し、自分の意見も誤解なく伝えられることではないでしょうか?
言葉は『道具』です。
その道具を駆使して専門的な内容を相手方に伝えたり、意思疎通や自己の理解を深めるものです。
発音も、良いに越したことはありません。発音が悪いと、相手に間違って伝わってしまったり、聞きづらくて仕事上不便だからです。
発音がよいと、欧米人にも交渉時に足元を見られることもありません。
でも、日本に来ているネイティブ先生たちのうち、英語教授法をきちんと習った人は何人ぐらいいるでしょうか。
小さな子供達に教えるときも、大人相手に教えるときも、同じテンションで、同じテンポで教える先生だったら、すぐにあきてしまうような幼児たちの頭に、その日授業でやった事が頭に残っているでしょうか。
ネイティブだからこそ言える言い回しなどは、やはりネイティブ先生に教わるのが近道かもしれません。ですから、『なにがなんでもネイティブの先生』、『なにがなんでも海外留学』というのではなく、『うまく使い分けて』先生を選ぶ、もしくは教材・学習方法を選ぶことで、自分の欠けている部分を上手に補っていく方法を、子育て中のお父さんお母さん達、英語を勉強中でたまたまこのサイトにたどり着いた方々にも見つけていただきたいのです。
★★★★ 子供英語サークル立ち上げで得たもの ★★★★
実際に子供英語サークルを始めてみて、月2回とはいえ、平日は毎日9時半〜6時まで出勤している身でしたので、とても忙しい日々を送っていました。
仕事の合間に、「次のクラスでは、どの絵本にしようか?」、「テーマは何がいいだろう?」と一生懸命考えるようになりました。
それまでは保育園に預けっぱなしで、子供達がどんな絵本を読んでいて、保育園でどんな遊びをしているのか、といったこともあまり気に留めていませんでしたが、自分の英語サークルで教えるネタを探すためには、まずは自分の子供達がなにに興味をもっているのか、どこまでだったら理解できるのか、などといったことをいろいろと考えるようになりました。
そこで行き着いたのが、『単なる語学の勉強ではなく、英語を使って、他のことも体験できる(学習できる)クラス』でした。
体操しながら動作に関する英語を使い、ナーサリーライムにあわせて指の運動もして、工作することで、はさみはscissors,のりはglueなんだなあ、と思いながら紙を切る。
子供達には、どうすれば一枚の平べったい紙が、立体的になるのか、立体的って、英語でなんていうのか、同じ三角形を8枚つかってクリスマスツリーにするには、どう配置したらいいだろうか、などを、子供達自身が考えながら、それを英語で質問するなり、表現するなり、英語を「使って」知識を深めていってもらえたらいいなあ、という理想があったので、ちょっと欲張りなメニューをたくさん入れすぎて一回のクラスを構成していたような気もしますが、いろいろと考え出すとどんどん楽しくなってしまって、つい毎回時間オーバーになっていました。
一時期「英語嫌い」になっていた長男ゴン太も、ママが楽しんで教えている姿を見てからは、だんだん「英語ぎらい」ではなくなってきて、「次はいつママ先生するの?」と催促するまでに
なってきました。
また、人に教えるとなると、子供相手だろうと、中途半端なことはできません。しかも長男ゴン太のお友達を誘って始めた英語サークルだったので、お友達に中途半端な英語を教えるわけにはいかない!というわけで、自分でも気をつけて英語を話すようになりました。
もちろん、いい加減な私のことなので、バイオリンのアクセントを間違えて、生徒のKZ君にバイオリーンじゃないの?と言われれしまった事もあります。でも、そうやって気をつけるようになると、仕事で翻訳しているときも、文法的にあっているか、相手が読んで、すぐに理解できる文章になっているか、などを今まで以上に気をつけて書くようにもなりました。
海外で生活していると、「日本人のわりにはあなたは英語が上手」などと、しょっちゅう「日本人なのに」という枕詞がついてきます。(くどいようですが誤解のないよう付け加えると、私はたいした内容を言えるわけでもなく、辞書なしでは生きていけない完全なモノリンガルです)
日本が大好きな日本人である私としては、この枕詞をどうにかして外してみせたい!という野望もあります。
日本でも、英語運用力に非常に長けた方々を多く見てきた私としては、そういう人たちにもぜひ、ママ先生をしていただけたら、という思いでいっぱいです。
もし『サークルや子供英会話教室をしてみたいけど、主婦の私で、できるかしら?』などと考えていらっしゃる方がいらっしゃれば、ぜひ、教室を開いてみてください。
万一失敗したとしても、またはじめからやり直せばいいだけの事です。
『子供が小さいから働きに出にくい』と思われるようであれば、自宅を会場にして、自分の子供も参加するサークルから始めれば、負担も少なくてすみます。
ちゃんとした教室にしたい、という思いが強いようであれば、とりあえずお子さんを預ける保育園を見つけて月1回からお試しで始めてみればいいでしょう。
より多くの子供たちが、世界中で活躍できるために、そのためには『道具』である言葉は必要不可欠です。
オリンピック選手でも、英語でインタビューをうけるし、バレエ留学をしても、必ず語学は必要です。
言葉の壁のために、せっかくの優れた才能を埋もれさせてしまうのは本当にもったいないことです。
私は実際に、すごいママ2人に出会いました。私がはじめたサークルの後任の英語の先生が、金銭面などの問題でなかなか見つからなかったとき、英語が専門のお二人ではないにもかかわらず、『ママたちが週1ぐらいで勉強会を開いて、そこで練習しあったものを英語サークルで子供達に教えよう!』と提案してくださったのです。どちらも2児のママで、
しかも乳飲み子を抱えながら、です。
これは、本当に出来そうでなかなか出来ないことです。ある程度金額を出せば、先生はいくらでも見つかりますから、先生を招いてサークルを立ち上げるのなら、誰でも出来ます。
でも、自分の子供以外も参加するサークルで、自分の専門分野でないものを勉強しあい、それを教えあう。これこそ『ママ先生』の原点であり、『子供と一緒に学び、自分も成長する』ための極意だと思いました。
やはり、そう提案してくれたママ2人の子供さん達は、ママたちが自分たちと一緒にがんばって活動してくれているのを自分たちの目で見ているので、英語サークル立ち上げから1年間の間に、いろいろな事をどんどん吸収し、英語だけでなく、みるみるうちにしっかりしてきたのです。
もちろん、英語サークル以外でも、つねにママたちが積極的に活躍しているのを見ていたからだとも思います。
はじめは英語が専門分野でなかったママたちも、お子さんたちの成長と共に、いずれはママたちの専門分野になっていることでしょう。
幸い、サークルの後任の先生は、私と同様、『ネイティブでなくても、英語を教えられる』という考えの、とてもやる気のある先生が見つかったため、「ママたちの勉強会」を開かなくても英語サークルが続けられることとなりましたが、いまでも私はこのママ2人をとても尊敬しているとともに、彼女たちの前向きな姿勢を目標にしています。
ですから、お子さんたちと一緒にお父さんお母さんたちも、ぜひ学んでみてはいかがでしょうか。
★★★★ “Never Too Late!! ” ★★★★
なんだか、偉そうなことをつらつらと書き連ねてしまいましたが、冒頭で申し上げたとおり、本当の実力を兼ね備えていない私自身が一番がんばって勉強をしないといけない立場にいます。
“Never too late.”という言葉は、私の以前の会社の同期で、これまた非常にコミュニケーション力に長けた友人が、「もっとがんばらなきゃな〜、でももう年だし〜」と私が愚痴っていたときに昔言ってくれた言葉です。
いつもナマケモノで中途半端な私なので、「いつ始めても、遅いことはない、始めなけかったことに後悔するぐらいなら、いますぐ始めてしまえ!」という前向きな姿勢の友人のその言葉を、怠けすぎている自分を戒めるためにも、時々思い出すようにしています。
何であれ、ある一定のレベルまできてしまうと、その先は急に二段飛びで上達するということは、まずありえません。
地道に、コツコツと、しかも着実に、『本当の実力』をつけていけるよう、怠け心を戒めつつ、今できることをしっかりと続けていきたいと思います。
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